2022年 01月 08日
井川往復 |
昨年末、平日丸一日休みになった日があったので大井川鐡道井川線の録音に出向く。
・新宿6:40 → 御殿場8:13 ふじさん1号
スタートは小田急から。まずは特急ふじさんでJR御殿場線に入る。あさぎり時代には結構乗っていたがふじさんになってからは初めて。正直なところ沼津までぬけてくれないとこれを使う意味はあまりない。実際に新宿を同時刻6:40に出る湘南新宿ラインでも金谷到着は同じになる。
さて乗車券はどうなるか。以前あさぎりで沼津に出てそこから富士、身延線に入って甲府、最後にまた新宿に戻るきっぷを出してもらおうとしてダメだったことがある。その時にどこかの駅までなら出せるのですがと言われたのだが失念。改めて今回の行程で金谷まで出せるか聞いてみたところ出せますとのこと。ただし機械で発券はできないので手書きの切符になるという。どうも機械だと静岡、手書きだと浜松まで出せるようだ。
私の乗った車両には私のほかに2人。終点まで乗り通したのは私のみ。御殿場駅のホームに降り立つと後方の車両から2人降りてきたが向かいの沼津行きに乗らず改札へ向かって行った。御殿場アウトレットにでも行くのかその利用には便利そうである。
・御殿場8:28 → 沼津9:03
この日は富士山がとてもきれいに見えた。撮った気がするのだが写真は無い。
・沼津9:12 → 興津9:51
沼津からは島田行き。金谷の手前で終点になってしまう。この列車が今回一番混雑していた。とはいっても普通に席に座れる程度。
・興津10:03 → 金谷10:53
興津で降りて当駅始発の浜松行きに乗り換え。始発ゆえにガラガラ。
・金谷11:03 → 千頭12:17
金谷に着くと銀色の車体が見える。東急7200系。十和田観光電鉄から来たらしい。ど平日のこの時間であるから2両のうち前方車両に3人、後方車両にも3人と実に空いている。しかしこの方々が実にお元気でびっくりするほど大きな声で良くしゃべる。前からも後ろからも何をそんなに伝えたいのかわからないが延々と語り続けていた。
・千頭12:29 → 井川14:19
今回のメインの井川線であるが、こちらは先ほどまでと違い完全に私一人だけになるという鋭いギャップを味わう。最初から最後まで私一人だったので車掌さんは私のためだけに様々な案内をしてくれたことになる。とてもありがたいがどこか申し訳ない。
アプトいちしろ駅から次の長島ダム駅までは日本で唯一のアプト式。その区間だけ専用の電気機関車をつなげて走る。吊り掛けらしいのだがディーゼルカーの後ろに連結されているので音は聞こえず。
井川駅に降り立つのは2回目。20年近く前になるのだろうか。とりあえず目的は達成したので14:50発で折り返しだが、実はこれが終列車である。土日祝日は15:55発もあるようだ。なるほどなと時刻表を見ていると、寒いでしょうと駅員さんがストーブに火を入れてくれる。感謝感謝とあたたまる。
・井川14:50 → 千頭16:35
帰りのアプトいちしろ駅で切り離した電気機関車が去っていくところを録音。小さめの音であったが確かに吊り掛けの音であった。
千頭駅に到着し、本線のホームを見ると再び7200系。本線の普通列車はこの他に南海21000系と近鉄16000系が走っているようで、この3種の中で7200系は個人的ハズレになる。これは見送ってその次に乗りたいところであるが、そこまで待つと2時間後になる。近隣の温泉などは16時台であるがすでに閉まっているようだ。他に何かありませんかと観光案内所で聞いてみるとタクシーで5分のところにも温泉施設がありますよとのこと。
もりのいずみ
寒かったのでとても気持ちよく入浴。お客さんもほかに2人だけだったのでほぼ独り占め状態。いやぁ贅沢だ。
問題は帰りである。とても歩ける距離ではないのでタクシーを呼んでもらえるかどうかお伺い。さらりと「お送りしますよ」と言われて驚く。井川駅の駅員さんといい奥大井の方はとても親切だ。
・千頭18:28 → 金谷19:40
この日、本線を走っていたもう一両は近鉄16000系。南大阪線沿線は叔母が住んでいたこともあり馴染み深い車両である。この時間はもう遅いのか一編成ほぼ貸切状態であった。
・金谷19:43 → 静岡20:14
この後の予定は静岡からホームライナー沼津に乗って一本前の熱海行きに追いつき、熱海から小田原、そして最後は小田急に乗る予定であった。小田急は乗る予定の急行の8分後にロマンスカーがあるのだが、8分差にもかかわらず急行を追い越すことはしない。箱根駅伝でも8分差であれば逆転の可能性はあるような気がする。
そう思っていたのだが、時刻表を見ているとひと際速いロマンスカーがある。大体のロマンスカーは小田原新宿間を1時間15分から23分くらいで走っているようだが、見つけたそやつは1時間9分で走破する。スーパーはこねには敵わないがこれはなかなかである。ただし、それに乗るためには新幹線を使わねばならない。ここでかなり悩んだがこの時間帯のロマンスカーにはそうそう乗ることはないので今回は我慢することにした。
・静岡20:25 → 小田原21:09 こだま758号
来たのはN700S。当然初めての乗車であるがそれにしてもなんだか違和感がある。よくよく考えてみると今年初の新幹線だったのではあるまいか。
・小田原21:19 → 新宿22:28 さがみ84号
乗って初めて知ったが、このさがみ84号は本厚木と町田にしか停車しないのであった。そして最初から最後まで私の車両に他の人が乗ってくることはなかった。
というわけで井川までの往復であった。本当に行って戻っただけなのにずいぶん時間がかかる。そもそも大井川鐡道そのものがとても久しぶりである。どうも2008年3月8日以来のようだ。2004年くらいまでは年に10回以上訪れているようである。これには理由があり、高松は琴電の旧型電車に乗りに行くからである。その帰りにはほぼ必ず大井川鐡道に寄り、当時まだ在籍していた元近鉄の420系を狙っていたのである。おそらくこれは大井川鐡道最後の吊り掛けである。晩年は行ってもなかなか乗ることができずに悔しい思いをしたが、その場合は小田原まで行き箱根登山鉄道のモハ1形を攻めるということをしていた。今となってはそのどれもが存在しない夢のような時代であった。
・新宿6:40 → 御殿場8:13 ふじさん1号
スタートは小田急から。まずは特急ふじさんでJR御殿場線に入る。あさぎり時代には結構乗っていたがふじさんになってからは初めて。正直なところ沼津までぬけてくれないとこれを使う意味はあまりない。実際に新宿を同時刻6:40に出る湘南新宿ラインでも金谷到着は同じになる。
さて乗車券はどうなるか。以前あさぎりで沼津に出てそこから富士、身延線に入って甲府、最後にまた新宿に戻るきっぷを出してもらおうとしてダメだったことがある。その時にどこかの駅までなら出せるのですがと言われたのだが失念。改めて今回の行程で金谷まで出せるか聞いてみたところ出せますとのこと。ただし機械で発券はできないので手書きの切符になるという。どうも機械だと静岡、手書きだと浜松まで出せるようだ。
私の乗った車両には私のほかに2人。終点まで乗り通したのは私のみ。御殿場駅のホームに降り立つと後方の車両から2人降りてきたが向かいの沼津行きに乗らず改札へ向かって行った。御殿場アウトレットにでも行くのかその利用には便利そうである。
・御殿場8:28 → 沼津9:03
この日は富士山がとてもきれいに見えた。撮った気がするのだが写真は無い。
・沼津9:12 → 興津9:51
沼津からは島田行き。金谷の手前で終点になってしまう。この列車が今回一番混雑していた。とはいっても普通に席に座れる程度。
・興津10:03 → 金谷10:53
興津で降りて当駅始発の浜松行きに乗り換え。始発ゆえにガラガラ。
・金谷11:03 → 千頭12:17
・千頭12:29 → 井川14:19
・井川14:50 → 千頭16:35
帰りのアプトいちしろ駅で切り離した電気機関車が去っていくところを録音。小さめの音であったが確かに吊り掛けの音であった。
千頭駅に到着し、本線のホームを見ると再び7200系。本線の普通列車はこの他に南海21000系と近鉄16000系が走っているようで、この3種の中で7200系は個人的ハズレになる。これは見送ってその次に乗りたいところであるが、そこまで待つと2時間後になる。近隣の温泉などは16時台であるがすでに閉まっているようだ。他に何かありませんかと観光案内所で聞いてみるとタクシーで5分のところにも温泉施設がありますよとのこと。
もりのいずみ
寒かったのでとても気持ちよく入浴。お客さんもほかに2人だけだったのでほぼ独り占め状態。いやぁ贅沢だ。
問題は帰りである。とても歩ける距離ではないのでタクシーを呼んでもらえるかどうかお伺い。さらりと「お送りしますよ」と言われて驚く。井川駅の駅員さんといい奥大井の方はとても親切だ。
・千頭18:28 → 金谷19:40
・金谷19:43 → 静岡20:14
この後の予定は静岡からホームライナー沼津に乗って一本前の熱海行きに追いつき、熱海から小田原、そして最後は小田急に乗る予定であった。小田急は乗る予定の急行の8分後にロマンスカーがあるのだが、8分差にもかかわらず急行を追い越すことはしない。箱根駅伝でも8分差であれば逆転の可能性はあるような気がする。
そう思っていたのだが、時刻表を見ているとひと際速いロマンスカーがある。大体のロマンスカーは小田原新宿間を1時間15分から23分くらいで走っているようだが、見つけたそやつは1時間9分で走破する。スーパーはこねには敵わないがこれはなかなかである。ただし、それに乗るためには新幹線を使わねばならない。ここでかなり悩んだがこの時間帯のロマンスカーにはそうそう乗ることはないので今回は我慢することにした。
・静岡20:25 → 小田原21:09 こだま758号
来たのはN700S。当然初めての乗車であるがそれにしてもなんだか違和感がある。よくよく考えてみると今年初の新幹線だったのではあるまいか。
・小田原21:19 → 新宿22:28 さがみ84号
というわけで井川までの往復であった。本当に行って戻っただけなのにずいぶん時間がかかる。そもそも大井川鐡道そのものがとても久しぶりである。どうも2008年3月8日以来のようだ。2004年くらいまでは年に10回以上訪れているようである。これには理由があり、高松は琴電の旧型電車に乗りに行くからである。その帰りにはほぼ必ず大井川鐡道に寄り、当時まだ在籍していた元近鉄の420系を狙っていたのである。おそらくこれは大井川鐡道最後の吊り掛けである。晩年は行ってもなかなか乗ることができずに悔しい思いをしたが、その場合は小田原まで行き箱根登山鉄道のモハ1形を攻めるということをしていた。今となってはそのどれもが存在しない夢のような時代であった。
by jukketsusyuu
| 2022-01-08 18:37
| 旅